2019年にはバナナの木を枯らしてしまう「パナマ病」というバナナの病気が大流行したそうで、このままバナナを食べられなくなってしまうのでは?と、心配したものですが、そんな心配はどこへ行ったのか、今年はバナナが安くてスーパーでもたくさん売ってますよね。
何はともあれ、また安くて美味しいバナナをたくさん食べられるのかと思うと嬉しいですw
ところでこのバナナ、美味しいからといって一日に何本も食べると健康に悪い、という話を聞きました。こんなに甘くて美味しいバナナなのになぜなのでしょうか?
そこで今回の記事では、バナナは一日に何本まで食べていいのか、そしてその理由は何なのかについてまとめてみました。
バナナ好きの人は、ぜひ参考にしてくださいね。
バナナは一日何本まで食べていい?
栄養たっぷりといわれているバナナですが、一日に何本まで食べてもいいのでしょうか?
気になったのでバナナの栄養価を、主食の白米や食パンと比較してみました。
バナナ | 白米 | 食パン | |
カロリー | 86kcal | 356kcal | 264.1kcal |
糖質 | 21.4g | 36.8g | 44.4g |
食物繊維 | 1.1g | 0.3g | 2.3g |
たんぱく質 | 1.1g | 2.5g | 9.3g |
その他の栄養素 | ビタミンB6 ビタミンC ビタミンE パントテン酸 葉酸 ナイアイン ビオチン カリウム マグネシウム 銅 モリブデン ブドウ糖 果糖 ショ糖 |
モリブデン 銅 マンガン 亜鉛 パントテン酸 |
セレン モリブデン |
※100gあたりの目安で比較しました
主食の白米や食パンと比べるとカロリーはずいぶん低く感じられますが、果物の中では糖質が高いバナナ一本のカロリーは約86kcalです。
その上、バナナには食物繊維やカリウムなど身体の調子をよくするものが含まれている上に、バナナには塩分やコレステロールも含まれていません。
含まれている栄養素が多いので健康に良いといわれているのでしょうね。
ただし、バナナに含まれているカリウムは、摂りすぎてしまった塩分を身体の外に排出する手助けをしてくれる栄養素なのですが、摂りすぎてしまうと高カリウム血症になってしまい、筋収縮が調節できなくなって手足がしびれたり、ひどい場合にはは心停止を起こすこともあるのだとか。
カリウムが含まれているので、バナナを食べ過ぎると身体に良くないといわれているようです。
さらに、バナナはカリウムが多い割にはカルシウムが少ないなど、決してバランスが良い食材ではないので、食事はバナナだけですまさずに、他の食材もバランスよくいただいたほうが良いそうですよ。
バナナはいつ食べると効果的なの?
バナナにはブドウ糖をはじめ、さまざまな糖質が多く含まれているので、寝ている間に失われてしまったブドウ糖を補うために、朝食べるのがおすすめ、といわれています。
ですが、バナナには心の安定や自律神経のバランスを整えるセロトニンの生成を助けるビタミンB6や、抗ストレスホルモンの生成に関わるビタミンCも含まれているので、疲れている時には夜に食べても良いようですよ。
バナナには朝に食べるとエネルギー源として、夜に食べると疲れを回復させてくれる効果があるようです。
まとめ
栄養豊富なバナナは、健康な人なら一日に何本食べても問題はないようですが、糖質を多く含んでいるので食べ過ぎてしまうと太る原因になりそうです。
バナナは、朝朝食と一緒に食べるとエネルギー源として、夜食べると疲労回復の手助けをしてくれるようですね。