ナツメグとは何?どんな味?代用できるものはある?アレルギーの心配はある?

スパイス

ハンバーグを作る時に使うナツメグは、和洋中問わずどんな肉料理に使っても美味しい、とわたしは思ってますw

よく使うナツメグですが、何から作らているのかあまりよく知りませんでした。

そこで今回の記事では、ナツメグとは何なのか、味やナツメグがなかった時の代用品には何を使ったらいいのかについてまとめました。

料理をする時によくナツメグを使う人は、ぜひ参考にしてくださいね。

ナツメグとは何?

ナツメグはインドネシアにあるモルッカ諸島原産のモクレン目ニクズク科の常緑樹の種子のこと。

その種子の殻を割って取り出した中身を、粉末状にしたものがナツメグになります。

おもに香味料として、肉料理やハム・ソーセージなどを加工する時に使われ、ナツメグは、コショウ、クローブ、シナモンと並ぶ世界四大スパイスのひとつでもあります。

またナツメグは、漢方薬の材料としてもおなじみで、胃腸の働きをよくしたり、身体を温めたりする働きが望めるようだ。

ただし、一度に大量のナツメグを摂取すると中毒症状を招いてしまうことがあるので、ナツメグは適切な量を守って使用する必要があります。

ちなみに、ナツメグの適切な使用量は、ひき肉の量のおよそ0.2%に該当します。例えば、ひき肉400gの場合、0.8gが適切なナツメグの使用量で、ちょうど小さじ半分程度の量になります。

ナツメッグ、ナッツメッグなどとも呼ばれています。

ナツメグとはどんな味?

ナツメグの味の特徴としては、味はほとんどなく刺激も少ないですが、ほろ苦さがあります。

ただし、この苦味は加熱すると消えて甘味が出てきます。

ナツメグには甘い香りがあり、 その香りを活用したお料理や、お菓子作りに使用されることが多いです。

ハンバーグ作りをする時には必ずといっていいほどナツメグを使いますが、その理由は、ハンバーグにナツメグを加えることで肉の臭みが消えて本格的な味わいになるからです。

ナツメグの代用におすすめなのは?

ナツメグをきらしてしまった時には、にんにくやしょうがなどの他の食材や香辛料で代用することもできます。

下の表にナツメグの代用になる食材をまとめたので参考にしてくださいね。

ワイン お肉の臭みを抑えるとともに高級感のあるコクがプラスされ、お肉を柔らかくする働きもあるので、ナツメグの代用品として少量加えるのがおすすめ。
ニンニク ニンニクは香りが強く、お肉の臭みを抑えてくれるので風味がアップします。ただしニンニクを使いすぎると味のバランスが崩れてしまうので、少量におさえて使用する必要があります。
パプリカパウダー パプリカパウダーは、ナツメグほど甘い風味ではありませんがお肉の臭みを抑えたり、本格的な味わいにするには役立つスパイスです。辛みなどのクセもないので、ナツメグの代用にぴったりのスパイスです。
しょうが すりおろしたしょうがを使うのもおすすめです。たくさん入れてしまうと辛くなるので注意しましょう。しょうがのすりおろしを少量使うことでお肉のニオイを抑え、味わいもさっぱりします。
ブラックペッパー ブラックペッパーには、ナツメグと同様にお肉の臭みを抑える効果があります。お好みによってブラックペッパーやホワイトペーパーを使い分けましょう。コショウを少々加えることで味が引き締まります。
ターメリック ターメリックには、ナツメグと同様にお肉の臭みを抑える効果があります。ひき肉との相性もよいので、ナツメグの代用スパイスとして、とくにおすすめです。
各種ハーブ類 それぞれの ハーブには特有の香りがあるので代用としても使用できますが、ナツメグとの併用するのもおすすめ。

ナツメグアレルギーの症状は?

香辛料として度を越した量を摂取した場合には、ナツメグ粉末はアレルギー反応を起こしたり、接触皮膚炎を引き起こしたり、向精神作用を持つことがあります。

アレルギーを起こした場合には、

・腹痛、下痢
・嘔吐、吐き気
・湿疹、蕁麻疹
・口腔内や口のまわり、目のまわりの腫れ、かゆみ、痛み
・咳
・鼻水、鼻づまり
・くしゃみ
・めまい・頭痛
・喘息、喘鳴、呼吸困難
・アナフィラキシー

などの症状を起こすことがあります。

まとめ

今回の記事では、ナツメグとは何なのか、味やナツメグがなかった時の代用品には何を使ったらいいのかについてまとめてきました。

ナツメグはインドネシアにあるモルッカ諸島原産のモクレン目ニクズク科の常緑樹の種子の殻を割って取り出した中身を、粉末状にしたものです。

ナツメグの味の特徴としては、味はほとんどなく刺激も少ないですが、少しほろ苦さがあります。

ナツメグがない時には、にんにくやしょうが、パプリカパウダーやターメリックなどで代用できます。

一度に大量のナツメグを摂取すると中毒症状を招いてしまうことがあるので、料理でナツメグを使う時には適切な量を守ってくださいね。

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