いい関係を保ちつつ家事を分担するにはどうする?ある専業主婦の場合

専業主婦だからといって必ず家事全般をやらなければならないなんて決まりはありません。

夫もおなじ家で生活を共に過ごしているのですから、家事をお互い分担してやる必要性があります。

ただ、分担するにも注意することが2点あります。
こちらのポイントを抑えているかいないかで、格段に夫の家事に対する意欲は気持ちは良くも悪くもなります。

言い換えればこの2つに気を付けていれば、かならず家事を夫婦で分担することができますよ。

1.分担する家事の内容を明確にする。
2.感謝の気持ちをその都度、必ずつたえること。

では、どういうことか見ていきましょう。

男性はサ-ビス業に携わっていない方は特に、「察する」ということが苦手です。
女性との感覚の違いです。これを、念頭において以下お読みください。

例えば、「まだ0歳の子どもをお風呂にいれてね」と話せば、ほんとうに「お風呂にいれる」という行為のみをやろうとする男性がいます。

それはどういうことか。

お風呂にいれるという言葉の中には、
「お風呂を洗って適温のお湯を入れる」「赤ちゃんがウンチをしていないか、おむつを濡らしてないか確認し処理をする」「赤ちゃんの洋服を脱がす」「お風呂に入れる」「身体を洗う」「タオルで身体を拭く」「乾燥等から守るため、パウダ-やクリ-ムを塗る」「洋服を着せる」という行動が最低でも入っています。

しかし、「お風呂にいれて」といわれたから「子どもをお風呂にいれる」という行動のみをしようとする男性も少なくありません。

それをみて女性は「え?それだけ?」と思います。

しかし、言葉通りやったのに・・というのが男性の言い分なのです。

確かにどちらの意見も間違っていません。
ただ、その男性の感覚を直すのにはとても時間がかかりますし、もともとがそういう考えをするので思考を変更するのは男性側もそれに対応する女性側もお互いに大変。。

そのため、「明確な分担指示」を奥さんは旦那さんにしてあげましょう。

例えば、「サランラップが切れちゃったから、買っていつもの棚のなかに入れておいてね」
「ごみ捨てをするときはごみ箱に新しいごみ袋をきちんと入れておいてね」等。

「え!めんどくさい」と女性は感じるかもしれません。しかし、その後の自分のストレスを考えるとその方が自分にとっても疲れません。

すると・・
その行動自体をしてくれるので奥さんも助かるし、旦那さんも行動しやすく良い循環がうまれます。

もちろん旦那さんが家事をしてくれたときは、必ず感謝の気持ちは忘れずに。

どんなささいなことでも、「ありがとう」「助かったよ」「さすがだね」等その都度言葉がけをすることによって、男性はやる気を出します。

褒められることが男性は大好きなので「ありがとう」と言われた嬉しさをもっとやろうというモチベ-ションに変えられるのです。

なんだか子どもの子育てのようですよね。

むしろ、子育てような感覚で考えていると、こちらとしても大人としての対等目線ではなく
「私はいつもやってるのに」「たかだかそのくらい」と思わないで心から褒めることができるかもしれませんね。

「え!なんで女性だけ相手にあわせなきゃいけないなんてずるい!!」
という言葉が出てくるかもしれません。

いえいえ、褒めることはなんたって無料ですから。

お金をかけずに内面がどんどん育っていってくれるなら褒めるしか方法はありません(笑)

褒めても無料、褒めなくても無料なら誉め言葉をたくさんかけて旦那さんの成長に投資していくとなにか変わってくるかもしれませんよ^^

何もやらなければ何も変わりませんしね。

もちろん「私がやってあげてる」という女性優位なのではなく女性にも苦手なことがあるのでそれはお互いさま。
こういった対応は女性の方がうまく立ち回ることが出来ます。なので、自分の得意なことは自分でやりましょう。

また、女性には難しく男性には得意なことだってもちろんあります。
そういうことはお願いしおたがいの関係を作ってお互いが過ごしやすい生活が、ふたりにとってベストなのではないでしょうか。

 

家事しない夫にムカムカ…この発想で反撃!スカッとしちゃおう!

なかには、そもそも夫が家事をするという選択肢がない・・という方もいるかもしれません。
ただ、専業主婦の妻に家のこと全てを押し付ける・・なんてことはありえないのです。
なぜそれはいけないのかを改めて一緒に考えていきましょう。

「専業主婦」と聞くと、家事をやって当たり前、家でぐーたらと怠けている、なかには「俺の給料で食わしてやってるんだぞ」なんて大口を叩く人もいるかもしれません。

しかし、そんなことはありません。
想像してみてください。

会社に毎日出勤し働いている夫。

朝早くから出勤する夫。混んでいる電車にゆられ出社。
さて、すぐに取り掛かっている仕事の続きをしなくては・・といったサラリ-マンは多いはず。

ではこれはどのよう背景がみられるでしょうか。視野を変えてみてみましょう。

「仕事をする」という行動や気持ちはどのようにわいてくるのでしょうか。

もちろんご本人の仕事に対するやる気やモチベ-ションもありますが、
ここでいうお話は内面的な点ではなく、自分に働きかける「外的要因」です。

家を出て会社へ行くと仕事をしなければならない環境になります。
むしろ出社すると働かざるを得ないため、人は働くのです。つまり、環境が「働く」という行動にうつさせてくれているということです。

周りの人が仕事をしているのに、お菓子をむしゃむしゃ食べてデスクでゴロゴロ・・なんてできません。

なぜならそれは、周りの人が働いているから。
そんなことをしていれば一瞬で上司に怒られます。怒られたくないため、仕事をします。

これは怠けられない状況をや仕事をするという行動を、上司や会社自体の雰囲気、または出勤時間などの会社のル-ルが作ってくれているのです。

こういった「環境」により人は働きだすのです。

では、専業主婦の方はどうでしょうか。

夫が出勤し、家のことを・・・と思うと家の中には誘惑ばかり。テレビもソファもお菓子も冷蔵庫のなかには美味しい食べ物が入っているかもしれません。

しかし、専業主婦はそんな誘惑には負けません。

そんな誘惑には目をつぶり、子どもに朝ごはんを食べさせて幼稚園へ送り出し。幼稚園に子どもが行っている間は朝ごはんの片づけや部屋の掃除、お昼や夕飯のメニュ-も考えます。

そうこうしてたら、もうお迎えの時間・・
なんていう時間に追われた日々。

こんな状態も知らずに「俺の給料で食わしてやってるんだぞ」なんて言わせるものですか。

もし、言うならばこういう言葉をかわしたいです。

「奥さんが家事をしている時給」をあなたの給料で奥さんに払うことができますか?

今現在の東京の時給最低賃金は1041円です。

これで計算すると朝の7時間から旦那さんがかえってくる時間が7時と過程して考えてみましょう。計12時間として12492円。これが日給として1カ月の30日にすると37万4760円。

さて、単純計算しただけでも37万5000円ほど。

それに加え、家事は12時間では終わりません。
旦那さんが帰ってきての夕飯だし、片づけなど加えるとまったく12時間では終わりません。

もっというと、家事に終わりはないのです。

掃除をしているだけなら、そもそも旦那さんがルンバを2台ほど買って毎日のように部屋中で稼働しておけばお部屋は清潔に過ごせるでしょう。

大口をたたいている旦那さん、あなたに質問です。
あなたにこの額が払えますか?

もちろん生活費とは別費用のお話です。

こちらの額、払えない方が大半だと感じます。
この実態を知り、大口をたたく夫の自分の能力がどのくらいなのかがわかったところで
こちらとしてもスカッとしますよね。

 

ムリしない!家事スケジュールの作り方のポイントを知ろう!

家事のスケジュ-ルを作る上ではポイントがあります。

それは、完璧を求めないということです。

完璧を求めると自分の首をしめてしまうことが多いです。

そもそも、家事に完璧を求めることはありません。60パ-セントくらいできたら良いかな・・といった感覚でいましょう。

それはなぜか・・

いくら掃除をしたって使えば部屋は汚くなってしまいます。いくら時間をかけてご飯をつくっても20分もすれば一気に完食・・。家族のお腹がすいていたらもっと短い時間でなくなってしまいます。

見た目をオシャレにしたのに何時間も煮込んでこげないように注意していたのに・・という努力がほんの一瞬で消えてしまうのです。

もちろん作ることがストレス解消なのでそんなことは気にしない・・というかたならかまいません。

しかし、

忙しい時間を縫って、レシピを考え作って・・としていたのに作る時間や片づけ時間を足してた時間よりも早くなくなってしまった・・
わたしの時間を返せ〜・・

等と思う方はまずは完璧を求めることはやめましょう。

かといって、部屋を汚さないようにと必要以上に目を光らせていたり、ごはんを1時間ゆっくりとかみしめ食べて・・とお腹がすいている家族に対して注意を払えば、家族としての雰囲気や居心地が悪くなるのは目に見えていますからね。

 

まとめ

いかがでしょうか。
専業主婦だといって必ず家事を全てやらなくてはいけないという決まりはありません。
なぜなら、おなじ家で生活を共にしているからです。

しかし、「なんでやってくれないの!」と自分の一方の意見を頭ごなしに主張するのはご法度。

何よりお互いを尊重して分担できると良いですね。
相手の言い分や背景を聞いてみてください。

論理的に現実的に旦那さんが無理せず出来る家事から分担してみましょう。
「面倒くさいから〜をやって」ではなく「出勤で朝、外にでるからごみをだしてね」
「届かないから背の高い旦那さんにお願いしても良い?」といったちょっとした相手の立場に立った言葉遣いを忘れずに。

あなたの意識一つで良くも悪くも転じますよ。

ぜひ、おためしくださいね^^

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