大豆の収穫時期や方法は?おすすめの保存方法についても解説!

野菜

大豆は女性にとって大切なイソフラボンが入っていたり、
肉の代わりとしても使えるため、近年注目されています。

大豆って、実は家でも比較的簡単に栽培できるんです。
今回は収穫時期にスポットを当てて、収穫の仕方と保存方法について
紹介していきたいと思います。

大豆は5月~7月上旬に種をまき、10月~11月頃が
収穫の時期です。
葉っぱが枯れて、全体が乾燥して茶色になり、莢(さや)を振った時に、
中の豆が「カラカラ」と音を立てたら収穫のサインです。
収穫が遅くなると莢がはじけて豆が下に落ち、水分で
腐ってしまいますので気を付けましょう。

収穫方法は、根元を刈り取るか、株ごと引き抜いてください。
そのあと雨に濡れない軒下などの風通しが良いところで、
2週間ほど陰干します。
その際豆がはじけて落ちてしまうので、ネットで覆ったりすると
落ちずに済みますよ。

莢が完全に乾いたら、ネットごと棒でたたいて豆を出すか、
手で出して、良いものだけを選んでください。

次に保存方法です。

2週間経っても完全には乾燥しきっていないので、
通気性のよい袋に入れて冷暗所で保管してください。

保管する際の温度は非常に重要です。
豆は収穫後も成長を続けていて、高い温度の環境下にいると
発芽の準備に入ってしまうだけでなく、害虫やカビも
湧いてきてしまいます。

お勧めは冷蔵庫保管になります。
最低でも20℃以下の場所で保管してください。
乾燥大豆は保存状態が良ければ2年くらい持ちますよ。

もう一つの方法は、瓶に詰めて保存することです。
8~9分目まで大豆を入れたら、軽く蓋を開けて2週間ほど
常温保存します。
2週間経ったら蓋を閉めて冷暗所にて保存してください。

軽く蓋を開ける理由は、大豆の呼吸によって、瓶の中を
二酸化炭素だけにするためです。
そうすることで、たとえ虫が居たとしても、酸素がないので
卵から孵化できないのと、発芽率も落ちないそうです。
種にしたいのであれば2年以内に使ってください。
食べ物としてなら約5年間も保管出来ますよ。

ちなみに大豆って枝豆と同じだって知ってましたか?
二つとも面影がないので言われないと気付かないですよね。
枝豆は大豆の種を植えてから三か月くらいの成長途中で
収穫したものです。
この時期はタンパク質よりも糖度が高いのだそうです。
だから枝豆は甘いんですね!
好みによって収穫できるのが嬉しいです。

大豆を収穫した後の食べ方は?おすすめの調理法を紹介!

家庭で育てて収穫した大豆は、自然乾燥させているので
甘みや旨味がしっかりとつまっています。
乾燥させているとはいえ、古い大豆よりも水分量は多いので、
水で戻したり茹でて柔らかくしたりする時間は少なめです。

普通に調理して食べるのも良いのですが、お勧めは加工食品を
作ることです。
加工食品といえば、豆腐や味噌、醤油などですよね。
自分で育てた大豆で作ると、さらにおいしさを感じるのでは
ないでしょうか?

そこで今回は、味噌の作り方を紹介します。

味噌って簡単に作れるんです。
料理が苦手な私でも毎年作っているので、良ければ挑戦してみて
くださいね。

材料はこちらです。味噌約1.8kg分になります。

・大豆500g
・生麴500g
・塩200g

1. 大豆が浸かるまで水を入れます。
一晩おいて、大豆が戻っているか確認してください。
大きくふっくらとしているのが目安です。
2.大豆とたっぷりの水を鍋に入れて沸騰させます。
沸騰したら弱火で豆が柔らかくなるまで煮ます。
親指と小指で軽くつぶせるのが目安です。
3.茹でている間、ボウルに生麹と塩をすり合わせながら入れて
混ぜます。
4.柔らかくなった大豆を潰してペースト状にします。
マッシャーやフードプロセッサーを使うと早いです。
冷めると固くなるので熱いうちに潰してください。
5.3.と4.を混ぜ合わせます。
固ければ茹で汁を足しながら、丸められるくらいの柔らかさにします。
6.野球ボールほどの大きさに丸めたら、味噌を保管する容器に
入れていきます。
1段詰めたら手で押さえながら空気をしっかりと抜きます。
7.すべて詰めて空気を抜いたら平らにして、ラップで密封したら、
重しとして塩袋を上に置きます。
塩にする理由は、万が一敗れても支障がないようにです。
湿度が高くない冷暗所で保管してください。
三か月経った時に天地返しをすると、香りも味も良くなりますし、
発酵して出てくる「たまり」という液体に触れることで
カビ対策にもなります。
8.半年~1年保存したら完成です。
そのままにしておくと発酵が進んでしまうので、冷蔵庫か
冷たい場所で保管してください。

私は大豆を丸めた後、ユニパックに入れて保管していました。
容器をわざわざ用意しなくて済むのですが、少しでも空気が入ると
カビてしまいますので、しっかりと密閉されていることを
確認してくださいね。

大豆の戻し方の時短ワザを紹介!

大豆を戻すのって時間がかかるし面倒ですよね。

わざわざ一晩寝かせなくても、早く戻せる方法がありますので
紹介します。

1.鍋に、大豆が浸かるよりも多めの水を入れて沸騰させます。
2.火を止めて、洗った大豆を入れて蓋をし、40分置きます。
3.再度加熱して、沸騰したら弱火で15分煮れば完成です。

これで大豆の水煮まで出来てしまうんです!
こんなに短時間で出来るとは驚きですよね。
私もさっそく挑戦してみようと思います。

まとめ

大豆は家でも簡単に種から育てることが出来ます。
莢を振ってカラカラと音がしたら収穫のサインです。
収穫後は、大豆の発芽や害虫、カビを防ぐために通気性の
良い冷暗所で保管してください。

大豆を育てるのって思ったよりも簡単で、野菜の栽培が初めてだと
いう方にも挑戦しやすいです。
枝豆も作れるので一石二鳥ですね。

収穫した後の残った葉や茎などは燃えやすいので、キャンプに
持っていくと重宝しそうです。

残念ながら大豆は連作できないのですが、その代わり長期保存が
可能なので一度にたくさん作っておくと良いですね。

家庭菜園に興味がある方は、是非育ててみてください。

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