干し野菜にすると増える栄養素とは?減る栄養素もあるってホント?

野菜

最近、知り合いの間で干し野菜を作る人が増えてきてます。

野菜をそのまま食べるよりも、野菜を干すことで栄養価が変化するんだそうです。

そこで今回の記事では、干して美味しくなった野菜のどんな栄養素が増え、また、どんな栄養素が減るのかについてまとめました。

干し野菜にすると栄養素はどうなってしまうのか気になる人は、ぜひ参考にしてくださいね。

干し野菜にすると増える栄養素とは?

干し野菜の魅力は、なんといっても生の野菜に比べて栄養価がグンと高まること、といわれています。

特に天日干ししている間に増える栄養素には

  • ビタミンB群
  • ビタミンD
  • カルシウム
  • 鉄分
  • ナイアシン

などがあります。

その中でもビタミンDは、日光浴をすることで体内で生成されるビタミンでもあります。

ビタミンDは、カルシウムのバランスを整えるのを手伝ったり、骨の健康を保つのに必要なビタミンなんだそうですよ。

また最近では、免疫力アップ効果やガンや糖尿病、自閉症、妊娠しやすい体作りなどに有効かもしれないという報告もされるようになっているそうです。

具体的にビタミンDが豊富な野菜には、

  • アラゲキクラゲ
  • キクラゲ
  • しいたけ
  • まいたけ
  • しめじ
  • えのきたけ

などのキノコ類が多いです。

ビタミンDは、精神安定につながる栄養素であり、カルシウムの吸収を高める効果もある。人間が日光浴することでも体内で増えると言われているが、いつも日光浴ができるわけではないので、干し野菜を食べることで効率的に摂りたいものである。

しいたけには、エルゴステロールという成分が含まれている。この成分は紫外線を浴びると、ビタミンDに変化する。

先日のNHKあさイチで放送されていたのですが、エノキタケを干すとビタミンDが増え、エノキタケリノール酸という成分も増えるといっていました。

エノキタケリノール酸には、内臓脂肪率を低下させる効果があることが、複数のヒト介入試験結果により確認されているそうなので、ダイエット効果もありそうですね。

エノキタケリノール酸 - Wikipedia

干し野菜にすると減る栄養素とは?

野菜に含まれる栄養素の中には、天日干しする時の熱や光、乾燥などに弱い栄養素があるそうです。

特に減ってしまう栄養素には

  • ビタミンC
  • ビタミンA
  • 葉酸

などがあります。

中でもビタミンCは、熱に弱く水溶性で体内に蓄積しておけない栄養素ということなので、毎食補う必要があるのはご存知ですか?

干すことで減ってしまったビタミンCは、ビタミンCが豊富な「野菜やサラダなどの生野菜、果物」で補うようにするなど食事を工夫をするといいそうですよ。

具体的にビタミンCが豊富な野菜や果物には、

  • 赤ピーマン
  • 芽キャベツ
  • パセリ
  • トマト
  • ブロッコリー
  • ゴーヤ
  • じゃがいも
  • レモン
  • キウイフルーツ
  • いちご
  • みかん

などがあります。

ビタミンCは免疫力を高めたり、鉄の吸収を助けたり、コラーゲンの合成やシミのもとであるメラニンを抑えるなど、美肌づくりにも欠かせない必須な栄養素ということなので、積極的に取り入れていきたいですね。

まとめ

今回の記事では、干して美味しくなった野菜のどんな栄養素が増え、また、どんな栄養素が減るのかについてまとめてきました。

天日干ししている間に増える栄養素には、ビタミンB群、ビタミンD、カルシウム、鉄分、ナイアシンなどがあります。

天日干しする時の熱や光、乾燥などに弱い栄養素には、ビタミンC、ビタミンA、葉酸などがあります。

干し野菜を使うことで、いつもとは一味違った料理に挑戦したいものですね。

タイトルとURLをコピーしました